ヨーガ療法(ヨガセラピー)は、一般社団法人 日本ヨーガ療法学会が推奨する、科学的根拠に基づいた、安全で効果的な健康法です。
インドの伝統的ヨーガと現代医学を融合してつくられた技法を用いて『身体・呼吸・心（脳）』に働きかけます。
そして、自分をコントロールする方法と、潜在意識に隠れている自分本来の力を発揮させる方法を身につけることで、心と身体の深い癒しと健康を目指します。
病院に行くほどでもない不調や、病院に行ってもイマイチ改善されない不調1は、ヨーガ療法での改善が期待できます。
方法
ヨーガ療法の技法を使って不調の根本原因を見つけ、一つずつ取り除いていきます。
そのためにはまず、ゆっくりとした呼吸をしながら身体を適度に動かします。
それから、自分の心と身体のリラックス状態を観察（マインドフルネス）し、“今ここ”に意識を向けていただきます。
そうすると、気づきが得られます。
そして、インド５千年の伝統的ヨーガの智慧を使って、もの事の受け止め方（認知）をポジティブなものに変えて、ストレスや病いに負けない身体と心（脳）をつくっていきます。
指導にあたる認定ヨーガ療法士は、ヨーガ哲学や心身メカニズムの知識が豊富です。多様な指導経験を活かして個々のニーズに応え、“なりたい自分”になるためのお手伝いをします。
あなたと相談しながら、あなたの今の状態に合わせてメニューを提供しますので、誰でも 安心して 安全に 行うことができます。
ヨーガ療法の主な効果
＊身体機能の回復や強化をはかります。（疲労回復・痛みの軽減・睡眠の質向上・筋力強化など）
＊リラックスすることで心身の余分な緊張がほぐれ、自律神経が整い、乱れた心を落ち着かせます。
＊自分の心と身体をコントロールすることで自分本来の実力を発揮し、人生の質（QOL）を高めます。
＊身体的な不調のない方は、人間関係の困り事や生活習慣の改善など、より良い人生を送るための智慧と行動力が身につきます。
認知が変わって行動が変わることで不調改善や生活習慣改善を図るため、『インド５千年の認知行動療法』といわれています。
具体的な効果
以下のような症状がある方には効果が期待できます。
＜身体面＞
肩こり、腰痛、膝痛、頭痛、疲労感、胃痛、便秘、PMS、更年期障害、睡眠問題、高血圧、糖尿 等の改善。
がん、肺炎、認知症、フレイル 等の予防。
＜精神面＞
イライラ、不機嫌、不安感、うつ症状、緊張、焦り、やる気が起きない 等の解消。
集中力、ポジティブ感情、自己コントロール力、行動力、創造力、生産性 等の向上。
- ちょっとした不調だけれどもずっと続いている症状や、病院で検査しても原因不明な不調は、ストレス（心）の影響が身体に現れる『心身症』の可能性があります。ストレスが蓄積されたために身体に不調が現れる病態のことを指します。 ↩︎
* * * おねがい * * *
※医療機関で治療を受けている方は、主治医の了解のもとにヨーガ療法を受けてください。
ヨーガ療法だけで病気が治るというわけではありません。
あなたが普段行っている治療にヨーガ療法を加えることで、より効果が期待できるのです。
ヨーガ療法は、補完代替医療の一つです。現代の医療を補完するものですので、メリット・デメリットを十分に理解して、民間療法などのみに頼ることがないようにしてください。
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