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2023年1月20日からの2週間、インドへヨーガ修行に行ってまいりました!

なぜわざわざインドへ行くのか?
どのようなことを学んできたのか?
これから少しずつ紹介していきます!

*Minamiがインドでヨーガをする理由 にとぶ↓

*ヨーガの歴史 インダス文明 にとぶ↓

※インドの伝統的なyogaを「ヨーガ」と、巷で流行っているyogaを「ヨガ」と表記します

Minamiがインドでヨーガ修行をする理由

インドへわざわざ行かなくても、日本でヨガを教えられます。
ではなぜインドへ行くのか?

その理由は2つあります。

①経験をして学びを深めるため

②本物のヨーガを伝えるため

①経験をして学びを深めるため

ヨーガを学んでいると、カタカナの単語だらけ。私の頭では全然覚えられません。

ヤマ・ニヤマとか、クリシュナとかヴィヤーサとか教わるけれど、法なのか哲学なのか地名なのか人間なのか神様なのか・・・わけわかりません。

しかし、経験が伴うと容易に覚えられたりします

「百聞は一見にしかず」
実際にインドへ行ってみると、街中に神様の像があったり(偶像崇拝の文化ですね)、お寺にはヨーガ行者の写真があったりします。
「おぉ、こんな人か〜!」「この造り、素敵だな〜」などの感情付きなので、記憶に残りやすいです。

師匠の師匠である、スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師様(マハラジ)は現在亡くなられているため、実際にお会いしたことがありません。しかし、マハラジが生活していたお部屋に入ると、実在した人物だと実感できます。

また、旅の道中では、「この場所でこんなことをしていたんだよ〜」と、師匠の木村慧心先生による解説や思い出話が聞けます。しかも楽しいし面白い。

すると私は「あー、去年話していたことはこのことか!」「教科書にあったことはこれか!」と繋がって、記憶が定着します。

「机上の空論」とも言いますが、机上のお勉強だけだと身にならないので、実際に足を運んで学びを深めているのです。楽しみながら。

去年の10月には1週間の修行をしにインドへ行きましたが、全てが初めてで、良く分からず、、
あっという間に終わってしまいました。

「百戦錬磨」
2回目以降は理解できて、行を磨けるかもと思い、今回は再チャレンジ。

その結果、理解が進んだだけではなく、予想外の大きな収穫もありました

そして、もっとヨーガを深めたい!という気持ちになりました
(詳しくはまた後日のブログで)

②本物のヨーガを伝えるため

インドはヨーガ発祥の地。ヨーガはインド5千年の智慧です。

話は変わりますが、例えば、アメリカで寿司職人をしているアメリカ人”ミスターA”がいるとします。
ミスターAは日本へ行ったことはありません。
しかし、ニューヨークの寿司バーで寿司を食べたことがあり、今ではアメリカの寿司レストランで働いています。ちなみに寿司バーや寿司レストランの店主は皆アメリカ人。

さて日本人のあなたは、アメリカで日本の寿司が食べたいと思った時、ミスターAの握った寿司を選んで食べますか?
ミスターAが握る寿司を食べて、日本の寿司を味わえると思いますか…?

ヨーガの世界もこれと同じだと思うのです。

一度もインドでヨーガをしたことがなく、インドの伝統的なヨーガを教わったことがない人って…ヨーガのプロといえる??
そんな人の教えるヨガって…なんちゃってヨガ??

生徒さんに対して「私はヨーガのプロですので、インストラクターとしてあなたにヨーガを教えます。」と胸を張って言えないと思うのです。

現在世界中で流行っているヨガの中で、インドの伝統的なヨーガはほんのわずかです。

どこかしらで、現代人や外国人のアレンジが加わっています。
インド人ですら自国のヨーガではなく、アメリカンなヨガを必死になって練習しています。
手の加えかた次第では、ヨガで体調を崩す危険性があります。

実際に私が聞いた話だと、
「〇〇ヨガをしたら熱が出たから通わなくなった」
「〇〇ヨガで手首を痛めたからヨガしなくなった」など。

アレンジされているヨガは、運営者や指導者のヨガ理解度によって危険が伴います

一方、約5千年もの間インドで受け継がれてきた伝統的なヨーガ。悪いものだったら現在まで残っていないでしょう。
(仏教は大昔、インドでは衰退してしまいましたよね。仏教は決して悪いものではないのに…)
インドの伝統的なヨーガは生き残っています。ヨーガは廃れることなく今でも親しまれているのです。
そのくらい人間にとって必要不可欠なものなのです。

私は運良く、インドの伝統的なヨーガをヒマラヤで行じてきた師匠 木村慧心先生に出会いました。
ヨガポーズを取ることを目的とした ヨガ ではなく、伝統的なヨーガを直接教わることができています。

ヨーガで体調を崩すことはありません。ヨーガをすることで、心と身体が以前よりも健康になっています。伝統的なヨーガだからこそ、心からの健康が得られていると実感しています。

ヨガは自分にとって悪影響だ…といったネガティブな記憶ではなく
自分にとってヨーガは素晴らしいものだ と実感してもらえるよう。健康に、幸せになってもらえるよう
私は伝統的なヨーガの智慧を皆さんに伝えていきたいです。

そして、以前の私と同じように悩んでいる人々を助けたい。

また、ヨーガ療法士の中で平成生まれは私だけではないかと思っています。
ニューカマーとして、若い世代にも広める先駆者として、日々励んでいます。

そのため、インドへわざわざ行きヨーガ修行を経験し、自国で本物のヨーガの智慧を皆さんに伝える。
これが私の役目(カルマ/義務)だと思っています。

ヨーガの歴史
インダス文明

ヨーガを学ぶ上で、インドの歴史を知る必要があります。
知っていた方がわかりやすいですし、面白いです。

ヨーガ教師養成講座(YIC)の一番最初には、インダス文明について学びました。
「あ〜高校時代に世界史でやったな〜でも、もう忘れてしまったよ」
と言い訳しつつ、私は曖昧な記憶のままでして…

世界史の復習はつまらないけど、ヨーガと関係があるのなら!
初代文明の面影を見てみたい!と思いインドへ行きました。

ここからは少し歴史をおさらいします。

5000年近く前に栄えた古代四大文明の一つ、インダス川流域で栄えたインダス文明。
きわめて高度な都市文明だったそうです。
そこの遺跡モヘンジョダロからは、両足を組んで座る人物像を彫り込んだ“印章”が出土されました。

その姿は、ヨーガ行者そのもの。したがって、5000年前には既にヨーガの瞑想修行を行じる人々がいたと言われています。

では、なぜ都市文明が発展した地で、ただただ座を組む人々がいたのだろうか。

それはおそらく、”優劣で人間の価値が決まるような社会は生きづらい” と思う者が、座を組んで瞑想していたのではないかと想像されます。

インダス文明では、社会の中で生産力を持っているものが優れている、偉い、かっこいい…と思われていたのではないでしょうか。
すると、多くの者が「あいつよりたくさん小麦を育ててやる」「自分もああなりたい」「もっと上を目指したい」と思い始め、競争社会が生まれたのではないでしょうか。

人間の価値を優劣で決めるのはナンセンスだ
と考えた者たちが、ヨーガを始めたのではないか
と考えます。

では、問います。

あなたは、どのような社会で生きたいですか?

身分や肩書、財産、容姿、健康かどうかで人間の価値が決まる社会か。
それとも、どんな人であろうと皆すばらしく、人間として生きる価値がある、という社会か。

私は、他人と自分を比較をするような環境下では、ストレスが多すぎて耐えられません。
マイペースな性格だから…というのもありますが、個性を大切にするような環境の方が居心地が良いのです。でもスポーツにおいては、勝ち負けをつけるのは好きですよ。

何が良い、悪いではありません。

あなたの好きな生き方を選べばいいのです。

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よくよく調べてみたら、インダス文明の地の大部分はパキスタンであり、インドは北西部のグジャラート州が含まれるとか。

インダス文明の面影を見るには、パキスタンに行かねばならないじゃないかっ!!
でも西インドなら少しは感じられる??

私はデリー・リシケシ・UPにしか行ったことがないので(しかもその中でもごく一部の地域)、西の雰囲気は全然感じられていない気が。。

仕方ない…

こんなときは!!

家の近所に、美味しい西インド料理屋があるらしいとの情報を2ヶ月前にゲットしまして。
まずはそこへ行って、西インドへ行った気分を味わおうと思います。笑

いつ行こうかな〜

少し話がそれますが、

インドとパキスタンは今でもやはり仲が悪いみたいです。インド人が言ってた。
日韓関係とは全然違う気がする…インドにはそこらじゅうに兵隊さんいるし。
この辺も今度もう少し詳しく調べようかな。

去年、国境で行われたインドとパキスタンの軍隊同士のパフォーマンスを動画で見たけれど、あれは素晴らしかったよ!
どちらの国も!!
でもインド人にパキスタンの話を聞くと、いい情報は一つもなかった。。

ヨーガの智慧を深めれば、戦争という概念はなくなるのになぁと思いつつ…
平和を願うばかりです。

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インダス文明について、こちらのサイトに詳しくのっていました。
地図もわかりやすいです。良かったらどうぞ。

世界史の窓 世界史用語解説 授業と学習のヒント 「インダス文明」
https://www.y-history.net/appendix/wh0201-001.html

【参考文献】日本ヨーガニケタン「ヨーガ療法士養成 前期(YIC)講座・講義資料集」 2017年3月

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追記:その他のインドへ行く理由はInstagramにて👇

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